AndroidアプリをGoogle Playで公開するための登録について、なるべく簡単にやってみます。
Google Play Console
数年前に比べると登録作業が増えて、かつ「〇〇を遵守」的な内容が増えました。こういうのは突然発表されるので常にアンテナを立てておかないといけないですが…(と言っている矢先で変更があるかもしれませんが)
確かに昔は酷いアプリが出回っていました。Androidアプリ自体のユーザーからの評判が落ちるのは開発者としても困りますのでしかたないですね。
そんなこんなでGoogleもアプリの審査をするようになったようです。逆に昔は審査なしで公開できていたんですか?!と言われそうですが…
アプリの一般公開 – Play Console ヘルプ – Google Support
Google Play で Android アプリを公開するには、Google Play デベロッパー アカウントを作成する必要があります。
1. デベロッパー アカウントの登録
2. アプリの登録
2-1. アプリの作成
2-2. アプリのセットアップ
アプリのコンテンツに関する情報を GOOGLE に伝える
・ プライバシーポリシーを設定する
・ アプリのアクセス権
・ 広告
・ コンテンツのレーティング
・ ターゲットユーザー
・ ニュースアプリ
・ COVID-19のアプリ関連
・ データセーフィティ
アプリの構成と表示を管理する
・ アプリのカテゴリを選択し、連絡先情報を提供する
・ ストアの掲載情報を設定する
デベロッパー アカウントの登録
こちらを参考に登録してください Google Play デベロッパー アカウントへの登録
以下4つの手順です
- Google Play デベロッパー アカウントを作成します
- デベロッパー販売 / 配布契約に同意します
- 登録料を支払います
- 1 回限りの登録料($25 USD)が必要になります。支払いは MasterCard、Visa、American Express のクレジット カードまたはそれらのデビットカードを使用できます。(JCBとかはだめでしょう)
- アカウントの詳細を入力します
アプリの登録
開発者登録が済んだところでGoogle Play の Developer Console に入ります
項目がたくさんあって、しかもフォーマットが何度も変わるので何がなんだか分からないと思うのは私だけでしょうか?
とりあえず、「シンプルなアプリ」のケースでの必要最低限をピックアップしてみます。
「すべてのアプリ」から、「アプリの作成」が右上にあるのでクリックします。
(デベロッパーアカウントを登録してないとこの画面にはなりません)
アプリを作成
アプリの詳細を記入します
- アプリの詳細
- アプリ名
- デフォルトの言語
- これは日本向け限定であれば日本語でいいですが、世界中に公開した場合はデフォルトが日本語になってしまう、あるいは全世界のローカル言語対応する必要があります。その場合は英語にしておいた方がいいかもしれません。
- アプリ/ゲーム
- 無料/有料
- 公開後に無料から有料への変更はできないので注意
- 申告
- デベロッパープログラム ポリシー
- ポリシーに沿ったアプリであること
- 昔は一見普通のアプリなのにメール登録を誘導され、勧誘メールが10分おきに送信されたりなどひどいアプリもあった
- ダークなアプリでなくても、適当に画像を拾って使っていたら著作権に違反していることもあり得るので注意
- Play App Singning
- 米国輸出法
- 日本人向けのオタクアプリであってもUSAのGoogleからの公開になるので、アメリカからの輸出とみなされるということです。暗号化ソフトなどは規制の対象です。
- デベロッパープログラム ポリシー
「アプリを作成」をクリックすると
ダッシュボードに移ります
アプリのセットアップ
アプリのセットアップの下にある「タスクを表示する」をクリックすると
各項目のリンクが表示されます
プライバシーポリシーを設定する
プライバシーポリシーを公開しているURLを入力して「保存」します
- プライバシーポリシーをサイトに表示して公開する必要があり、そのURLを入力します。当然ながら日本語以外に世界中に公開する場合は英語版、その他言語版も必要になります
- 個人情報や子供を対象にする場合などはもちろんですがそれ以外でも掲載が必要です。個人の場合は、プライバシーポリシーの雛形を探せばないわけではないですし、すでに公開されているアプリは参考になるでしょう
- 企業のような収益を目的としたアプリの場合は弁護士に相談したほうがいいかもしれません。参照:審査のためにアプリを準備する
アプリのアクセス権
アプリが何らかのログイン認証や位置情報などによる認証を必要とする機能を持っている場合は、それらの機能にアクセスする手順を提供する必要があります
審査する上でアクセスできるようようにする必要があるということです
アクセス権が必要な場合は、
最大5つまで追加可能となっていて
「名前(シナリオの名前)」
「ユーザ名/電話番号」
「パスワード」「その他の手順」
という項目で記入する必要があります
ログイン認証などがなければ「アクセス権を必要とすることなく利用できる」を選択して「保存」
広告
アプリは無料にしてAdMob広告は入れることもあるでしょう
広告の有る無しを申告して「保存」
コンテンツのレーティング
アプリのレーティングを取得するために質問に答えます
「編集」をクリック
メールアドレスとカテゴリを入力して「次へ」
アンケートに細かく答えていきます
最後までいったら「保存」を押すと「次へ」のボタンが有効になるので次に進みます
各国に対応したレーティングが表示されます
「送信」します
ターゲットユーザー
対象年齢:
ターゲットとするユーザー年齢層を選びます
例えば5歳以下とするとファミリー向けポリシーに準拠する必要があります
アプリの詳細:
個人情報や法律に準拠しているか質問されます
広告:
なんだか英語になってしまいましたが、広告と言ってもAdMobにしたらGoogleなんでね
カテゴリを選択します
18歳以上を選択した場合はすぐにここに飛びます
ストアの掲載情報に子供向けのアニメーションが表示されなど[はい] を選択
概要:
最終的にアプリがどのユーザーをターゲットにしたコンテンツか概要が表示されます
「保存」
ニュースアプリ
アプリがニュースを扱っているかどうか
COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の接触確認アプリとCOVID-19感染の可能性アプリ
時節柄、新型コロナウィルス感染症に関連するアプリかどうか
データセーフィティ
アプリが収集するデータについての質問に答える
ユーザーのデータがどのように収集、共有されるかについてユーザーが理解できるよう、ストアの掲載情報に表示される
質問の回答に応じてストアでの掲載情報がプレビューされる
アプリのカテゴリを選択し、連絡先情報を提供する
電話番号やメールアドレスなどを登録します
ストアの掲載情報を設定する
アプリ名:
30文字以内の名前でこれがストアに掲載される
簡単な説明:
アプリの紹介するための80文字までの短く端的な説明文を書きます。デフォルトの言語設定を英語にした場合は英語での説明を入れなければなりませんが、翻訳サービス(有料)を利用する事もできます。
詳しい説明:
アプリの紹介文が4000文字まで記述できます。
またポリシー違反にならないように注意が必要です。
メタデータに関するポリシー
プログラム ポリシー
グラフィックス:
ストア用のアイコンや画像などを登録します
- アプリのアイコン
- 透過 PNG または JPEG で、1 MB 以下、512 x 512 ピクセル
- フィーチャーグラフィック
- PNG または JPEG で、1 MB 以下、1,024 x 500 ピクセル
- 動画
- YouTube の URL 動画は一般公開または限定公開とし、広告をオフにし、年齢制限を適用せず、横向きにする必要があります。
- 電話
- 携帯電話版のスクリーンショット
- スマートフォンのスクリーンショットを 2~8 枚。PNG または JPEG で、それぞれ 8 MB 以下、アスペクト比 16:9 または 9:16 で、縦横がそれぞれ 320~3,840 ピクセル
- 携帯電話版のスクリーンショット
- タブレット
- 7インチタブレット版のスクリーンショット
- 10インチタブレット版のスクリーンショット
- 最大 8 枚の 7・10インチ タブレット用スクリーンショット。PNG または JPEG で、それぞれ 8 MB 以下、アスペクト比 16:9 または 9:16 で、縦横がそれぞれ 320~3,840 ピクセル
アプリのダッシュボードで、アプリのセットアップが完了し
事前のテストが終わったらいよいよアプリの公開です