[Android & Kotlin] 円や矩形を描画するCanvas

TextViewやImageViewなどはConstraintLayoutなどのレイアウトを使ってViewを表示させますが、もっと自由に直線や図形を描画するためには Canvas を使います。
 
1x1.trans - [Android & Kotlin] 円や矩形を描画するCanvas


Android Studio
2024.1.1




Canvas

 

GoogleはAndroidフレームワークとしてグラフィックスにおいては2つの方法を提供しています。

  • Drawables
    • 画像などをViewを使って表示。静的で表示させるだけの用途であり、アニメーションでも決まりきった動きのものに適している
      パフォーマンスを必要とするようなゲームにはあまり向かない
    • 代表的な例は、画像をresourceのdrawableにおいてImageViewを使って表示するような例。
  • Canvas
    • onDrawメソッドを使ってCanvas上で描画。ゲームなどの動きがありグラフィックスのredrawが頻繁に起きる場合や、カスタマイズされたアニメーションに向いている

Ref: Canvas and Drawables
 

drawLine

始点座標を(startX, startY) 終点座標を(stopX, stopY) としてラインを引く

 
drawCircle

中心点を (cx, cy) 、半径 radius とした円を描く

 
drawRect

左上座標を (left, top)、右下座標を (right, bottom) とした矩形を描く

ゲームのようなものでなければDrawablesを使えばそこそこできますが、どうしてもカスタム化して動きを入れたいというような場合ではCavasを使います。
 

 

Canvasの基本的な形

 

Canvasでprimitiveな矩形を描画する基本的な例です。
Activity から View を継承したクラスを作りsetContentViewに入れてonDraw() で描画します。setContentView(MyView)
レイアウトファイルは使いません。
 
MainActivity.kt

 
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矩形が描画されました。
 
矩形の描画では
Paint クラスの
color で線の色を指定
strokeWidth にて線の太さ
 
Canvas クラスの
drawRect を使って4つの頂点を引数に入れます。
 

サンプルコード

 

矩形以外にも円、楕円のような基本的なprimitiveな図形を描画するメソッドもあります。またラインを組み合わせて三角形を作ることもできます。
 
MainActivity.kt

 
ここで指定している(x,y)はピクセルになりますので端末依存です。スクリーン縦横のサイズを取得して計算する必要があります。
 
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JavaでのCanvas:
canvas insertion 00 79x100 - [Android & Kotlin] 円や矩形を描画するCanvas
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References:
Canvas | Android Developers
Canvas and Drawables | Android Developers

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