Androidの開発環境を設定した後は、実機でデバッグできるように実機とUSBで接続し、ドラドライバーのインストールと設定が必要です。
2024.1.1
USB ドライバー
ここでは実機をアプリのデバッグで使えるようにします。
尚、Macで開発するとこのステップは必要ありませんが、スマホ側の「USBデバッグの設定」は必要です。
USBデバッグの設定
(端末により、OSバージョンにより若干設定場所が異なることがあります)
端末で「設定」「デバイス情報」「ビルド番号」
このビルド番号を7回ほどタップします。
「システム」以外のところにある場合もあります
あるいは「検索窓」からも探せます。
「ビルド番号」の部分を7回タップします。
PINの入力を要求されるので4桁のPINコードを入れると
「開発者向けオプションが有効になりました」とダイアログが表示されます。
もう一度「システム」に戻り「詳細設定」を見ると
「開発者向けオプション」が出来ています。
開発者向けオプションの中に入り「USBデバッグ」を有効にします
確認ダイアログを「OK」
USBデバッグができるようになりました。
Pixel 6a
多少異なるところもありますが、概ね同じです
「設定」「システム」
「開発者向けオプション」
から、細かく設定ができるので以下のように設定します
- 「開発者向けオプションを使用」をオン
- 「USB デバッグ」をオン
WiFiデバッグ
WiFi経由でもデバッグが可能です
Android 11 以降と10以前でやり方が異なります
Android Studio から接続デバイスの設定をします
例えば現状Google Pixel 6a がUSB接続されているのをワイヤレスでもつながるようにします
「Pair Device Using Wi-Fi」をクリックします
また、スマホ側でも設定をします
「設定」「システム」
「開発者向けオプション」
- 「開発者向けオプションを使用」をオン
- 「 ワイヤレス デバッグ」をオン
「 ワイヤレス デバッグ」をタップすると
QRコードによるデアイスのペア設定
にてQRコードをスキャンします
但しPCのリフレッシュレートが合わずに縦じまのモアレがでて認識しないこともあります
もう一つのタブで
「Pair using paring code」
を選択して、スマホ側は
ペア設定コードによるデバイスのペア設定
これで設定コードが出てくるので
をれをAndroid Studio で入力します
これで、USBケーブルをはずしてもAndroid Studioでデバイスが設定されているのがわかり
ワイヤレスで簡単にデバッグができるようになります
ドライバーのインストール
以下古いものもありますが、Android USBドライバを以下よりダウンロードします。USBドライバーでもADB、開発用のドライバーをインストールします。
(一般的なAndroid内の画像ファイルを見るようなドライバーではありませんので注意)
- AQUOS (SHARP:共通 ADB USBドライバ)
- ARROWS (Fujitsu:ADB用USBドライバ)
- Google USB ドライバ(Android SDK Manager からインストール)
- その他(Google site)
これらの中から該当するドライバーをダウンロードし、zipファイルであれば解凍しておきます。ドライバーは各社それぞれなので各端末メーカーの情報で進めてください。
デバイスマネージャーの設定(参考)
以下はPixel以外の古いデバイスの場合です。Pixelの場合はこれで設定が終わりですが、メーカーによって異なる場合があるかもしれませんのでそれぞれの設定説明を確認してください
OEM USB ドライバのインストール | Google
Windows 7 以降についてはこのような手順だそうですがもう使わないでしょう
以下は Windows 7 以降の OS を搭載したコンピュータに Android USB ドライバを初めてインストールする手順です。
- Android 対応端末をコンピュータの USB ポートに接続します。
- デスクトップまたは Windows Explorer から [Computer] を右クリックして、[Manage] を選択します。
- 左のパネルから [Devices] を選択します。
- 右のパネルから [Other device] を見つけて展開します。
- 端末名(Nexus S など)を右クリックして、[Update Driver Software] を選択します。これで [Hardware Update Wizard] が立ち上がります。
- [Browse my computer for driver software] を選択して [Next] をクリックします。
- [Browse] をクリックして USB ドライバ フォルダの場所を探します(Google USB ドライバは、<sdk>\extras\google\usb_driver\ にあります)。
- [Next] をクリックして、ドライバをインストールします。
Nexusで試した例です。
PC側でデバイスマネージャーを表示
NexusをUSBケーブルで接続すると、例えば
「ユニバーサル シリアル バス デバイス」のノードに”Nexus…”のデバイスが表示されます。
右クリックでポップアップメニューを表示
「ドライバーソフトウェアの更新」を選択
ドライバーソフトウェアの更新ダイアログで、ドライバーをダウンロードしてきたのであれば
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」
を選択します。それ以外は自動検索で探してみます。
先ほどダウンロードして解凍したドライバーの場所を指定
ドライバーのインストールが始まります。
インストールが完了するとAndroidノードに
“Android Composite ADB Interface”
デバイスが追加されているのがわかります