[Android & Kotlin] 簡単な SQLite データベースの作成

大量データの読み書き、さらに検索したい場合はデータベースが便利で、AndroidではSQLiteを使います。ここでは簡単な例を試してみます。

Android Studio
2021.2.1




SQLite

 

最初にGoogleはデータベースとして Room を推奨しています。
Room は、SQLite 全体を対象とする抽象化レイヤを提供して、
SQLite を最大限に活用しつつ、スムーズなデータベース アクセスを可能にしてくます

SQLiteが使えないわけではないのですが、GoogleはをRoomがお勧めしています
Roomの関連ページです
Room を使用してローカル データベースにデータを保存する
Room | Android デベロッパー | Android Developers
Room 永続ライブラリ | Android デベロッパー | Android …

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それでもSQLiteが…という人のため残しておきます

SQLiteのデータは表のような構造で、関係(Relation)と呼ぶ概念でモデル化されています。例えば企業の株価をこのようにデータベース化されているとすると

番号 企業名 株価(USD)
001 Apple 217
002 Google 1105
003 Amazon 1764
004 Microsoft 108

このようなデータベースをSQLiteで作りAndroidで表示させてみましょう。
 

 

SQLiteOpenHelper

 

データベースの作成、データの追加・削除などを管理するためにSQLiteOpenHelperのクラスがあります。これを継承したクラスを作成するところから始めます。
 
例えばSQLiteOpenHelperを継承したTestOpenHelperというクラスを作ります。
 

 
onCreate() でテーブルを作成して、バージョンをあげると onUpgrade() にて新規バージョンのテーブルが作成されバージョンアップします。

TestDB.dbは
/data/data/[your.package.name]/database/
以下に作成されています

 

データベースの作成・削除

 

テーブル作成やアップデートの判別の execSQL() にはSQL文で実行文を文字列で入れて指定します。例えばSQL_CREATE_ENTRIESはこのように記述します。
 

 

これを汎用性と意味がわかるようにしてまとめるとこうなります。(注)文なのでスペースは意味がありますので消さないように
 

 
同様にSQL_DELETE_ENTRIESもこのように書き換えられます。
 

 

データ追加

 

データの書き込みは execSQL() を使うこともできますが、ContentValueを使いマップデータ型のkeyとvalueとして扱うことも可能です。
 

 

データ読み出し

 

読み出しは query() メソッドを使います。実際にここではテーブル名とコラム名の配列を設定するだけの簡単なものとして作りました。
 

 

サンプルコード

 

まとめてみます。EditTextからデータを入力してデータベースを作ってみます。
 
TestOpenHelper.kt

 
ActivityからContextをSQLiteOpenHelperを継承したTestOpenHelperに渡し、データベースを作成。読み出しをボタンでデータベースから読出し表示させます。
MainActivity.kt

 

レイアウトです。
activity_main.xml

 
リソース
strings.xml

 

データとして企業名と株価をEditTextに入れてデータベースを作っていきます。尚、価格は整数で扱うようにしていますので小数点を使う場合はコードを変更してください
 

 

次は、実際にデータが保存されているのを確認します。
 

SQLiteでデータベースを構築しても、実際どうなっているか確認したい場合があります。 色々な方法がネット上にあるのですが、Android...

 
 
関連ページ:
 
asynctask 00b 100x100 - [Android & Kotlin] 簡単な SQLite データベースの作成
データを保存するストレージ領域が目的・用途によって区分されてセキュリティー的に厳しくなりました。 対象範囲別外部ストレージ   S...

 
 
References:
Save data using SQLite | Android Developers
SQLite Home Page

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