[Android] カウントアップするタイマー、ストップウォッチをTimerTaskで作る

タイマーやストップウォッチはchronometerを使えば簡単にできますが、自由度があまりありません。カウントアップ専用のTimerTaskを使えば100msec刻みのタイマーが作れます。

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Android Studio
2021.2.1




TimerTask

 Timer

TimerTask を使います。とは言いましたが、Handlerだけでできるじゃないかというご意見もあります。
 

 

Timer TimerTask

 

タイマーのインスタンスを生成してスケジュールを設定

periodが時間間隔でこれを100にすると100msec間隔を意味します。
 
TimerTaskを継承したクラスを作り、メソッドのrun()を使って走らせます。(後半に簡略化した例もあります)

ここで、TimerTaskの別スレッドができますが、描画処理はmainスレッドでしかできませんのでHandlerのpostで処理待ちにします。

 

簡単なTimerTask

 

簡単にタイマーを作ってみます。少し冗長的ですが
MainActivity.java

 
レイアウトです
activity_main.xml

 
リソース
strings.xml

 
注意点:

  • countで100msec刻みで増加して、longの範囲を越えるとエラーになります。9223372036854775807 から -9223372036854775808
  • 時間表示にString.formatを使っていますが

    23:9.9 -> 23:10.0 のように桁があっていないと気持ちが悪いので$02dとして2桁限定にしています。レイアウトで対処することも可能でしょう。もっともこれは次で他の方法に変更します。
  • タイマーを停止するために使うcancel()でTimerやTimerTaskは破棄されてしまいます。再開するときには再度インスタンスを生成する必要があります。
 

TimerTask 修正

 

はいいのですが、いちいち時分秒の計算は面倒なのでSimpleDateFormatを使います。これは自分で決めたフォーマットに合わせてくれます。
ミリ秒で表されるmillisecがあるとすると、分:秒.ミリ秒(2桁)

但し、これは時刻を表示するものを便宜的に使ったのでLocaleの設定をしないとWarningが出ます。
年月日も追加してみるとわかりますが、startしてからの時間計測はこの例では、起点である1970/1/1からの時間ということになってしまいます。
 
また、scheduleの代わりに

を使います。periodの開始は前回のperiod終了から始まりますので開始までの余計な遅れは無くなります。

MainActivity.java

 
レイアウトとリソースは前と同じです

 

Timerを使わずHandlerだけ

 

みなさんこちらの記事をよく読んでおられるようで、どうもTimerは意味ないというご意見がありまして
TIMER(TASK) = BAD! DO IT THE ANDROID WAY: USE A HANDLER 🙂
 
これを元に作ってみました。
 
MainActivity.java

 
レイアウトとリソースは前と同じです。
確かに多少シンプルになりました。毎回Timerをnewする必要もなくなりました。
 

  

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