run-as コマンドは以前は重宝していましたが、Android 10(APIレベル29)あたりからrun-as コマンドの機能が段階的に厳しくなり、デバッグモードでないアプリケーションにはほとんど使い道がなくなりました
以下、過去の内容になりますがしばらく残しておきます
run-as
/data/data/アプリパッケージ名/
以下が内部ストレージに相当するのですが、ターミナルを使って入ろうとするとパーミッションでブロックされます。
アプリ内に保存したデータを見るには
- run-as [アプリパッケージ名]
- Device File Explorer: その昔ADMとかDDMSと呼ばれていたFile Explorer
を使うとできる場合があります。
必ず全て見られる訳ではありません、開発で使用するのが目的ですからGoogle Playで公開されているアプリはできません
(以前は多少できましたが…)
adb run-as
Android Studioをインストールしていれば付属の「Terminal」を使えば問題ありません。単体でSDKをインストールしているだけであれば、adbを実行するためにパスを通すか、直に adb があるフォルダにターミナルで入ります。
また、AndroidManifest.xml の application タグ内で「android:debuggable=”false”」となっている場合は、true にするかこの設定を外しておきます。
Emulatorと実機が存在するとエラーになりますので片方をクローズあるいはUSBを外しておきましょう
adb shell で入り
run-as [アプリパッケージ名]
これで ls コマンドでストレージ内のファイルが確認できます
android なのでLinuxコマンドでls, cd などが使えます
ファイル等は特に指定しない場合 /files 以下に保存されています。Textファイルの確認は cat でできますが、画像ファイル等は読み書きができる場所に移してから確認します。
画像ファイルを 外部ストレージにコピーする(あるいは書き込み可能領域にコピー)
尚、端末により外部ストレージのパスは異なりますので、それぞれ確認が前もって必要です
その後、adb pull を使って画像ファイルをPCのフォルダへコピーし
shell を一度出てから adb pull を行います。
これで画像を確認できます
実機でrun-as
実機で試してみました。
アプリはアプリ内でファイルを保存で作成したもので
packagename: com.example.testfileoutin
testfile.txt というファイルに「test123456789」と入力して保存したものです。
尚、releaseされたアプリは基本的にはできません
例えばgoogleのchromeアプリなどはdebugできないと出てきます
Devie File ExplorerでEmulatorのChromeを見たケース:
debug releaseしたものに限るようです。
SharedPreferences:
SharedPreferencesのテストアプリをNexus 5Xにインストールしてrun-asで中をのぞいてみた動画です。