Android アプリを作るにはGoogleが提供している無料ソフトのAndroid Studioを使います。それ自体はWinodwsでもMacでも同じように使えます。
Macのメリットは端末のUSBドライバーを設定する必要がないとか、Macでしか開発できないiOSアプリもできるなどでしょう。
Mac上でのAndroid Studioの使い方は基本的にはWindowsと変わりませんが、セットアップは多少違いがあります。尚、Windowsは Windows 開発環境設定 を参照ください
API 30
Android Studio 開発環境セットアップ
環境設定するためにAndroid Studioをインストールし追加SDKを入れれば終わりです。
PCのシステム要件
Mac にセットアップするために必要な条件として以下のようなものがあります。
Developers: System Requirements
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Android Studio のインストール
こちらから Android Studio をダウンロードします
http://developer.android.com/sdk/index.html
尚、Googleのサイトはデザイン変更を頻繁に行います(日本語だったり、英語だったり)、基本的やるべきことはあまりかわりませんのでその点を理解して進めてください。
ライセンスに同意し
DOWNLOAD ANDROID STUDIO
をクリックすると、ダウンロードが始まります
他にもページ下の方にあるdmgファイルを直接ダウンロードしてもできます。
ダウンロードフォルダに
android-studio-ide-xxx.yyyyyyy-mac.dmg
のようにファイルが落とされています
この dmg ファイルを実行
ダブルクリックで以下のダイアログが表示されます。
appアイコンを掴んでApplicationフォルダに入れる
「Android Studio.app」を掴んで矢印のようにフォルダに入れると、
“Andriod Studio” を”アプリケーション”にコピー中、が始まります。
その後アプリケーションのフォルダを開いて、Android Studioをクリックして起動します
以前のバージョンでの設定を使うかどうかの選択
ここは初めてなので[Do not imports settings]を選択して「OK」
Setup Wizard が始まります
「Next」
Install Type を選択します。初めてならば「Standard」にしたほうが無難でしょう。
UIテーマを選択します。明るめあるいは、暗めの開発画面を選択できます。
確認画面をチェックして「Finish」
Downloading Components が始まります
SDKとJDKフォルダーのパスが分かります。後々必要になるかもしれませんのでメモっておくといいかもしれません。
SDK Folder: /Users/[ユーザー名]/Library/Android/sdk
JDK Location: /Applications/Android Studio.app/Contents/jre/jdk/Contents/Home
(注)ここでエラーになった場合は下のTrouble Shootingへ
コンポーネントをダウンロードして終了です。
「Finish」すると「Android Studio」Top画面が表示されます
これで基本的なセットアップは終了です
![[Android] Android Studio をMacにインストールする app devop 08 - [Android] Android Studio をMacにインストールする](https://akira-watson.com/wp-content/uploads/2015/12/app-devop_08.jpg)
「お疲れっす…もうちょっとです」
SDK 等の追加インストール
このままでも開発はできますが最低限のSDKしか入っていません
その他のものもインストールしておきましょう
Android Studio から「Configure」から「SDK Manager」を選択
Android SDK のSetting画面となります。
Android 11.0 あるいは何かが既に入っているので最新バージョンとその他のバージョンをとりあえずインストールします。
但し、Previewはまだ正式リリースでは無いので初心者が使うと面倒になりますから除外、正式になった時点でインストールしましょう。
(そうでなくてもバグは必ずありますのでね…)
また、実機のバージョンでテストしたい場合はそのAPIを入れておきます。
また、アプリをリリースするにはある程度新しいAPI以上が必須になります。
必要なバージョンがあればにチェックをし確認のダイアログが続き、Acceptを選択して「Next」
SDKのインストールが始まり、しばらくすると終了します。
次に、右下の Show package Details をチェックすることで詳細が確認できますが、emulatorを入れておきましょう
emulatorはAPIレベルに応じてそのAPIのイメージが必要なので入れておきます。Level毎に 「Google APIs Intel x86 Atom 64 System Image」などがあり、必要なものをチェックしてインストール。
但し、このイメージは1個あたりダウンロードで1GB以上、その後展開されて10GB程度になりますので注意です。
更に他のツールを見ていきます
「SDK Tools」タブを選択
例えば「Google Play Services」などを追加します。
最近は既にインストールされていると思いますが
ここでも「Show package Details」をチェックすることで詳細が確認でき、細かなSDKバージョンはここでインストールします。
SDK Managerで必要なものを入れますが作成するアプリによってどれを選ぶか変わってきます。
- 最新はAndroid 11.0 ですが、市場にはまだAndroid 10.x や9.xがありますので必要なものを入れましょう
古いものは後からインストールもできます - xxx System Image のようなエミュレータのImageは全部はいらないでしょう。
- Google Play Serviceなど最近はデフォルトで入っているようになりましたが、後々必要なものがあれば追加していきますので覚えておきましょう
また、Androidの仕様変更が早いので古い機種しかないと新機能をデバッグできません。emulatorでもできますが全てではありません、できない事もあります。新しいOSが載った機種もあった方がいいでしょう。キャリアに入らなくてもwifiで済む事は多いです。
次のステップ
この後は環境設定の確認のため
をやってみてください
その他関連ページ
Reference:
Android Studio のインストール