Androidアプリを作るためには開発環境が必要です。Googleの推奨環境は「Android Studio」これはバージョンアップが頻繁なため初めての人が古い情報で混乱することが多いようです。ここではなるべく最新情報を載せるようにしています。
Android StudioとしてはWindowsとMacでは同様の使い方ですが
設定手順が多少異なります。Macの方はこちらを参照くださいMac 開発環境編
API 30
Android Studio 開発環境セットアップ
インストールだけでアプリ開発を始めると直ぐにエラーになるのでインストール後の設定を押さえておきましょう。
PCのシステム要件
インストールのまえにPC環境が条件に見合っているかチェックです
Windows にセットアップするために必要な条件として以下のようなものがあります
Android Studio System Requirements
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Android Studio のインストール
Android Studio をダウンロードします。
尚、Googleのサイトはデザイン変更を頻繁に行います(日本語だったり、英語だったり)、基本的やるべきことはあまりかわりませんのでその点を理解して進めてください。
Download Android Studio
Windows 64bit 用
利用規約を読み、同意するならチェックを入れます。
「DOWNLOAD ANDROID STUDIO…」
をクリックすると、ダウンロードが始まります。
他の方法として、このページ下の方にあるAndroid Studio Downloads(あるいは、その他のプラットフォームを選択する)から
android-studio-ide-xxx.xxxxx-windows.exeファイルを直接ダウンロードしてもできます。
また、過去のバージョンやリリース前のバージョンはこちらから落とせます。
Android Studio のダウンロード アーカイブ
ダウンロードフォルダに
android-studio-ide-xxx.xxxxx-windows.exe
のファイルが落とされています
..¥山本¥… となっているようなフォルダを開発環境やプロジェクト内にある場合はアンドロイドの幾つかの実行ファイルが起動できなくなる事があります。今は大丈夫でもどこかのバージョンアップで問題となる可能性を秘めています。androidに限らずソフトウェア開発をやる以上はアルファベットを基本とすると余計な問題を起こしません。
exe ファイルを実行
「Next」 でSetupを始めます
インストールするコンポーネントを選びます。各種設定は最初はデフォルトのまま進めたほうがいいでしょう。「Next」
Android Studio のインストールロケーション設定
特に理由がなければデフォルトでそのままで「Next」
実際はここに入るのは同梱のJDKだったりして、重要な他のファイルは別の場所にインストールされます。
Start Menu にショートカットを入れるかどうか
「Install」をクリックしてインストールが開始します
Setupが完了しましたが、まだ終わりではありません。「Next」
Android Studio の Setupが終了
「Finish」
~~~ 以下のステップをスキップすることもあります ~~~
以前の設定を使うかどうかの選択、前にAndroid Studioをインストールしていなければ初めてのインストールであればそのままで
Do not import setting で「OK」
Setup Wizard が始まるので「Next」
Install Type 初めは「Standard」を選択
UIテーマを選択します。明るくいくか、暗めがいいか個人的趣向ですが
夜型の人は暗めがお好きなようですね「Next」
Setup Wizard の終了です。確認して問題なければ「Finish」します。
因みにこのSDK Folderのpathは後で重要になる事もありますのでメモっておきましょう。ただし、このフォルダは今時点では空です。
Downloading Components が始まります。以前は相当時間(1時間単位)がかかりましたが、最近は比較的早くなりました。
終わりました。これが出れば成功です。
「お疲れっす…もうちょっとです」
![[Android] Android Studio をインストールする手順(Windows) app devop 08 - [Android] Android Studio をインストールする手順(Windows)](https://akira-watson.com/wp-content/uploads/2015/12/app-devop_08.jpg)
SDKの追加インストール
このままとりあえず開発をすすめることもできます。 次のステップ
ただし、最新のSDKや最低限のToolしか入っていません。実機を使ったりその他の機能が必要になる場合は追加でインストールが必要になります。
Top画面の一番下に「Configure」があるのでそこから「SDK Manager」を選択します。あるいは、Android Studioのメニューから「Tools」「SDK Manager」からもできます。
Android SDK の「SDK Platforms」Setting画面となります。
何を入れておくか、最初は分かりにくいですが目安として、デバッグ用の実機として使うAndroidのAPIは入れておきましょう。
尚、これは後から追加・削除できます。
また、Androidの仕様変更が早いので古い機種しかないと新機能をデバッグできません。emulatorでも可能ですができない事もあります。新しいOSが載った機種もあった方がいいでしょう。キャリアに入らなくてもwifiで済む事は多いです。
最初からすべてのバージョンを入れると膨大になり非効率なので、最低限の物しか入っていません。必要な他のバージョンをとりあえずインストールします。例えば持っている実機のバージョンでテストしたい場合はそのAPIを入れておきます。
また、アプリをリリースするにはある程度最新のAPIをサポートしていることが必須になります
SDKのインストールが始まり、しばらくすると終了します。
(PC, Net状況で時間がかかることもあります)
Show Package Details のチェックボックスでより詳細の設定ができます。
ここで「Google APIs Intel x86 Atom 64 System Image」を選択してインストールします。
あるいは「Google Play Intel x86 Atom 64 System Image」ですが、こちらの方が実機に近いのですが制限もあります。
必要なバージョン毎にインストールしますが、このようなEmulatorのImageは4GB〜9GB程度になるので注意です。
更に他のツールを見ていきます
「SDK Platform」のタグを「SDK Tools」に変えます。
ここで既にInstalled になっているものもあります。その他はどのようなアプリを作るかによって決まります。またインストールを推奨するものに最初からチェックが入っていますが使わないものも多いです
既にインストールされているかもしれませんが、最低限必要なものは下の2つです。あとは適宜アプリの仕様に合わせて追加していきましょう。何しろ容量食います、不必要なものを入れるとこの後アップデートでどんどん増加していきますから注意してください。
- Google Play Services
- Google USB Driver
SDK Toolsにも「Show Package Details」がありより詳細の設定ができます。SDK Platformのバージョンにあわせてインストールしておきます。
Android SDK Build-Tools に入っていないものがあれば後で追加でインストールもできます。
(Option) Oracle JDK 設定
GoogleではJDKをOracleのJDKからOpenJDKにしました(大人の事情というものでしょうか)。Android Studio2.3からデフォルトでこの同梱されたJDKを使うように設定されています。
ただWindowsの環境によっては「起動スクリプトが JDK のインストール場所を検出できない」ケースがあります。その場合は今までと同様にOracleのJDKをインストールしてAndroid Studioで使用するJDKに設定します。
JDKは「Java Development Kit」のことでJava開発キットです。
似たようなJREというのがありますが、これではありません。
他のプロジェクトでJDKを入れていたならばJDK8より古い場合はuninstallしてJDK8を入れます。(一応JDK7以上が使えることにはなっていますがビルドで必要です)
jdk-8uxx-windows-x64.exe
をダウンロードします
JDK8はOracle公式サイトの下記URLからダウンロードします。
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
JDKの 「DOWNLOAD」 をどれでもいいのでクリックします
例えば、PCがWindows で64ビットであれば、下のように
Windows x64の
jdk-8uxx-windows-x64.exe
をダウンロードします
「Accept License」をチェックを忘れずに
- Kit 8uxx は 8u121 のようにバージョンで変わります
- 以降OSは64bitとしますが、実際のPC環境に合わせてください
JDK インストール:
ダウントードしたファイル
jdk-8uxx-windows-x64.exe
をクリックしてインストールを実行します
最初はそのままで「次」をクリック
インストール先は、最初はデフォルトのままの方が余計な問題を回避できるでしょう。
インストールが完了
JAVA_HOMEを環境変数に設定:
Windows8.1のケース
PCを選び右クリックから「プロパティ」を選択
「システムの詳細設定」
「環境変数」をクリック
システムのプロパティから
「システム環境変数」に JAVA_HOME を追加して、JDK フォルダーの場所(C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_101 など)を設定します。
また、何らかの理由でOracle JDKを設定したい場合はAndroid Studioで設定します。
Fileから「Project Structure…」を選び
![[Android] Android Studio をインストールする手順(Windows) asinstall b01 - [Android] Android Studio をインストールする手順(Windows)](https://akira-watson.com/wp-content/uploads/2015/12/asinstall_b01.png)
「Use embedded JDK」のチェックを外します。
![[Android] Android Studio をインストールする手順(Windows) environment 05 - [Android] Android Studio をインストールする手順(Windows)](https://akira-watson.com/wp-content/uploads/2015/12/environment_05.png)
次のステップ
この後は環境設定の確認のため
こちらを参照してください
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