[Android] エミュレータ AVD Manager の設定

Androidアプリが動作するか確認するためには、エミュレータは便利です。AVD Managerを使ってエミュレータの設定方法について見てみましょう。
 
emulator 01b 170x300 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定

Android Studio 3.2
Android 9.0

 



Android エミュレータ

 
AndroidにはたくさんのOSレベルが存在します。デバッグするためにすべての実機を揃えるのは大変です。
 
APIレベル毎の動作や、機種による画面の違いはエミュレータである程度把握できます。
 

 

AVD Manager

 
AVD Manager からエミュレータを作成、編集することができます。
AVD Manager のアイコンから
 
avd 02 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 
または
「Tools」「AVD Manager」を選択します。
 
何もない状態では「+ Create Virtual Device…」ボタンをクリックすると新しく作成できます。
 
advm 02 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定

 

Select Hardware

 
例として「Category」でPhoneを選択、Pixel 2 に設定してみます。
 
hworld 04 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 
画面サイズを選択できるので、サイズの異なる機種でのアプリの見え方を確認できます。

 

APIレベル, ABI, Targetの選択

 
API Level:
インストール時に設定していたものがあればすぐに作成できますが、それ以外はImageをダウンロードすると有効になります。
画面サイズの機種毎の差異の他に、APIの違いもテストでは大きなファクターです。
 
hworld 05 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 

ABI: 最初であれば、x86, x86_64を選択しておけばとりあえずいけます。

  • x86: X86 32bit プロセッサーをエミュレート
  • x86_64:64bit プロセッサーをエミュレート
  • armeabi-v7a:ARMプロセッサーをエミュレート

avd 04 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 
PCが64-bit x86であればx86_64の方が動作は早くなるでしょう
ただ、サードパティ―のライブラリーを使っている場合にはcpu依存性があり
ライブラリーによってはarmeabi-v7aでないとエミュレートできないこともあるようです。
Ref: ABI 管理 | Android Developers

 

Configurationの設定

 
System Image の画面で「Next」クリックでVerify Configurationになります。
このまま「Finish」してもデフォルト設定でEmulatorイメージは作成されます。
 
hworld 06b - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 
Show Advanced Settingsをクリックすると詳細な設定が可能になります。尚、これはエミュレートするデバイスの性能によるので選択できないものもあります。
 
advm 03 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定

  • AVD Name:
    • ここではAVDの名前や、今まで設定した内容を変更できます。編集するときはここから入力します。
  • Startup orientation:
    • エミュレータの起動時の縦横設定ですが、起動後にも変更はできます。
  • Camera:
    • カメラをsimulationで表示する、あるいはPCのカメラを使うなど
  • Network:
    • UMTSやLTEなどのネットワーク設定

advm 04 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定

 

  • Emulated Performance:
    • レンダリングをグラフィックスボードにしたり、ソフトにしたり切り替えや自動にできます。
    • CPU数の設定もできます。
  • Memory and Storage:
    • RAMやheapなどの調整が可能
  • Device Frame:
    • emulatorのスキンを表示するかどうかの選択です。カスタムで自作したスキンを表示させることができます。
  • Keyboard:
    • PCのキーボードやソフトウェアキーボードの設定

「Finish」で新しいVirtual Deviceが生成されます
 
hworld 07 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 
尚、出来上がったVirtual Device は1GBもあるので、たくさん作るとハードディスクを圧迫しますので注意
 
この Virtual Device は、Actionsの鉛筆アイコンをクリックすると編集できます。
 
avd 10 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定

 

エミュレータ パネル

 
エミュレータが起動させると右側にはパネルがあります。またその他「…」アイコンをクリックすると右側に拡張コントロールが現れてきます。
 
advm 05 - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
 

電源
e ipower - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
クリックで画面がOn/Off
押し続けるとPower off, Restart, Screenshot を選択するダイアログが現れます。
音量アップ
e ivolumeup - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
クリックするとスライダー コントロールが表示され、音量を上げることができます。さらに音量を上げるには再度クリックするか、スライダー コントロールで音量を調整します。
音量ダウン
e ivolumedown - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
クリックするとスライダー コントロールが表示され、音量を下げることができます。さらに音量を下げるには再度クリックするか、スライダー コントロールで音量を調整します。
左回転
e irotateleft - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
反時計回りに 90 度スマートフォンを回転
右回転
e irotateright - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
時計回りに 90 度スマートフォンを回転
スクリーンショット撮影
e itakescreenshot - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
クリックすると端末のスクリーンショットを撮影できます。デフォルトの保存場所はコンピュータのデスクトップです。保存場所を変更するには、 > [Settings] を選択します。
Android StudioのLogcatからのスクリーンショットの方がスキンを入れたり細かく設定できます。
ズームモード移行
e izoom - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
クリックすると、カーソルがズームアイコンに変化
  • 画面を左クリックすると 25% ずつズームインし、最大で仮想端末の約 2 倍の画面解像度まで拡大できます。
  • 右クリックでズームアウトします。
  • 左クリックしてドラッグし、ズームインしたい長方形の領域を選択します。
  • 右クリックして選択ボックスをドラッグするとデフォルトのズームに戻ります。
  • ズームモード中に画面をタッチするには、Ctrl キーを押しながらクリックします

ズームモード アイコンを再度クリックすると、通常の画面サイズに戻ります。

戻る
e iback - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
前画面に戻る、またはダイアログ ボックス、オプション メニュー、通知パネル、オンスクリーンのキーボードを閉じます。
ホーム
e ihome - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
ホーム画面に戻ります。長押しすると使用中の API レベルに固有のアイテムが表示されます。
最近
e ioverview - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
(最近使用したアプリ)
タップすると最近使用したアプリのサムネイル画像の一覧が表示されます。画像をタップすると、アプリを開くことができます。一覧からサムネイルを削除するには、左右どちらかにスワイプします。このボタンは Android Wear ではサポートされていません。
メニュー これはホーム画面で確認できます。
キーボード ショートカット
「Ctrl+M」「⌘M」

を利用するとメニューボタンのシミュレートができ、メニューを開いてアプリを選択するなどの操作が可能になります。

リサイズ ショートカット「⌘↑」 と 「⌘↓」を使ってサイズを拡大縮小できます。
その他
e imore - [Android] エミュレータ AVD Manager の設定
クリックすると、下の表に示すその他の機能や設定を利用できます。
APK インストール エミュレータ画面に APK ファイルをドラッグすると、APK インストーラ ダイアログが表示されます。インストールが完了すると、追加したアプリがアプリのリストに表示されます。「APK failed to install」というダイアログが表示された場合は、アプリはインストールされていません。
ファイル追加 エミュレータ画面に任意のファイルをドラッグすると、ファイルが /sdcard/Download ディレクトリに配置されます。API レベルに応じた方法でファイルがある場所に移動します。たとえば API 22 であれば、次のように移動します。[Settings] > [Device:Storage & USB] > [Internal Storage] > [Explore](仮想 SD カード)。

Ref: Android Emulator 上でアプリを実行する

 

拡張コントロール

 
エミュレータパネルのその他「…」アイコンをクリックすると右側に拡張コントロールが現れてきます。
 

Location GPS、Fusedlocation providerをテストすることができ、緯度経度をエミュレータに擬似的に送出できます。またGPS データ交換フォーマット(GPX)やキーホール マークアップ言語(KML)ファイルの地理情報データを利用することができます。
Cellular ネットワークの状態をシミュレートできます。
Battery バッテリーの電池残量、ステータスなどを設定してテスト可能になります。
Camera カメラで表示させるVirtual Sceneを設定できます。
Phone 着信やテキスト メッセージの受信がシミュレートできます。
Directional pad AVD にハードウェア プロファイルで有効にした D パッドがある場合は、エミュレータで D パッドを利用できます
Microphone ヘッドセットにマイクがあった場合をエミュレートできます。
Fingerprint 10 種の異なる指紋スキャンをシミュレートできます。
Virtual Sensors 加速度センサー等いくつかのセンサーをエミュレートできます。
Bug report bug report dataを確認できます。
Snapshots .pngでのエミュレータ画面の静止画撮影ができます。
Screen record .webm でのエミュレータ画面の動画撮影ができます。
Google Play Google Play にサインインすることができます。
Settings Snapshotsの保存場所の設定等
Help 機能別のショートカットなどがわかります。

Reference:
Android Emulator 上でアプリを実行する

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