Androidアプリを作るためには開発環境が必要で、Googleの推奨環境は
Android Studio (アンドロイド スタジオ) です。
Android Studioは概ねWinodwsでもMacでも同じように使えます。
Macのメリットは端末のUSBドライバーを設定する必要がないとか、Macでしか開発できないiOSアプリも開発できるなどメリットがあります。
Mac上でのAndroid Studioの使い方は基本的にはWindowsと変わりませんが、セットアップは多少違いがあります。尚、Windowsは Windows 開発環境設定 を参照ください
2024.1.1
Android Studio 開発環境セットアップ
環境設定するためにAndroid Studioをインストールし追加SDKを入れれば終わりです。
PCのシステム要件
Mac にセットアップするために必要な条件として以下のようなものがあります。
System Requirements
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Android Studio のインストール
Android Studio をダウンロードします
尚、Googleのサイトはデザインや設定方法などの変更を頻繁に行いますが、基本的やるべきことはあまり変わりませんのでその点を理解して進めてください。
ライセンス画面となります。同意し、左下にチェックを入れると
ダウンロードボタンが有効になります。
ここで使用しているMacによってダウンロードを選択します。
- Mac with intel chip: 第2世代Core iシリーズのMac
- Mac with Apple chip: M1 chip 以降のMac
画面左上にあるりんごアイコンから
「このMacについて」を開くと「プロセッサ」あるいは「チップ」に表示されています。
クリックすると、ダウンロードが始まります
他にもそのページ下の方にあるdmgファイルを直接ダウンロードしてもできます。
android-studio-ide-xxx.yyyyyyy-mac.dmg
ファイルがダウンロードされています
この dmg ファイルを実行
ダブルクリックで以下のダイアログが表示されます。
「Android Studio.app」をつかんで矢印のようにフォルダに入れると、
「アプリケーション」にコピーが始まります。
その後「アプリケーション」のフォルダを開いて、Android Studio.appをクリックして起動
ファイルの承認を求められます
「開く」で次に進みます
インストールが開始されますが、初回のインストールでは以下の手順がありますが、アップデートではスキップされます
「Do not import settings」を選択
既にインストールしている場合は、Previous version から過去の設定を呼び出すこともできます。
Android Studio Setup Wizard が始まります。
「Next」
初回であれば「Standard」で進めていきます。
「Next」
インストールされるリスト
ライセンス条件を読んで納得したら「Accept」を選択
コンポーネントをダウンロード
「Finish」すると「Android Studio」画面が表示されます
Customize からテーマをLightに変更できます
また、PluginsではFlutterなどのインストールもできます
これで基本的なセットアップは終了です
SDK 等の追加インストール
このままでも開発はできますが最低限のSDKしか入っていません。
SDKについて理解されている方は、次のステップ へ
デバッグ用実機などのAPIもインストールしておきましょう
Android Studio の「More Actions」から「SDK Manager」を選択
Android SDK のSetting画面となります。
API 35 が既に入っていますが、
その他バージョンもインストールします。
また、実機のバージョンでテストしたい場合はそのAPIを入れておきます。
とりあえずAndroid 14.0 をチェックしインストール
インストールされるコンポーネントの確認をするとコンポーネントがインストールされます。
次に、emulatorを入れておきましょう。
SDK Manager の画面で右下の Show package Details をチェックすることで詳細が確認できます
emulatorはAPIレベルに応じてそのAPIのイメージが必要なので入れておきます。Level毎に 「Google APIs Intel x86 Atom 64 System Image」などがあり、必要なものをチェックしてインストール、M1チップの場合はARM 64系を選びます。
ここで「Google APIs Intel x86 Atom 64 System Image」を選択してインストールしますが、あるいは「Google Play Intel x86 Atom 64 System Image」でもいいと思います。
こちらの方が実機に近いのですが制限もあります。
但し、このイメージのファイルサイズは大きいので注意です。
SDK Tools から
SDK Build-Tools を追加します
SDK Managerで必要なものを入れますが作成するアプリによってどれを選ぶか変わってきます。最初はあまりピントこないと思いますが、SDK Managerで設定ができることを覚えておきましょう。
- Androidの実機は市場にはまだ古いAndroid がありますので必要なものを入れましょう
Android OSのシェア
古いものは後からインストールもできます - xxx System Image のようなエミュレータのImageはストレージを圧迫するので全部を入れる必要はないでしょう。
また、Androidの仕様変更が早いので古い機種しかないと新機能をデバッグできません。emulatorでもできますが完全ではありません、テストできない機能もあります。
常に最新OSが載った機種はPixelシリーズがいいでしょう。キャリアに入らなくてもwifiで済む事は多いです。
次のステップ
この後は環境設定の確認のため
をやってみてください
その他関連ページ
Reference:
Android Studio のインストール